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略歴:
細野 暢彦(准教授)
東京都国分寺市出身。東京大学大学院博士課程修了。博士(工学)。高分子化学・物性・自己集積/組織化を軸としたマテリアルサイエンスを専門とし、現在は多孔性金属錯体を用いた高分子認識・分析・分離技術の開発へと研究を展開させている。アイントホーフェン工科大学博士研究員、京都大学高等研究院物質−細胞統合システム拠点 (iCeMS) 特定助教、東京大学大学院新領域創成科学研究科講師を経て、2021年7月より東京大学大学院工学系研究科准教授。
学歴:
2002年: 東京都立武蔵高等学校 卒業
2006年: 東京農工大学工学部有機材料化学科 卒業
2008年: 東京農工大学大学院工学府応用化学専攻(渡邊研究室) 修士課程修了
2011年: 東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻(相田研究室) 博士課程修了 博士(工学)
職歴・フェローシップ:
2008年-2009年: 理研ジュニア・リサーチ・アソシエイト
2009年-2011年: 日本学術振興会 特別研究員(DC2)
2011年-2012年: アイントホーフェン工科大学 博士研究員 (E. W. Meijer Group)
2012年-2013年: 日本学術振興会 特別研究員(SPD)
(2012年4月 - 2013年12月: アイントホーフェン工科大学 E. W. Meijer Group 訪問研究員)
(2013年4月 - 2013年6月: カリフォルニア大学アーバイン校 Zhibin Guan Group 訪問研究員)
2014年-2018年: 京都大学高等研究院物質–細胞統合システム拠点北川進グループ特定助教(チームリーダー)
2018年11月-2021年6月: 東京大学大学院新領域創成科学研究科 講師
2021年7月-現在: 東京大学大学院工学系研究科応用化学専攻 准教授
受賞:
SPSJ Frontier 高分子学会ピッチコンテスト 最優秀賞 (高分子学会; 2022)
第4回克研究奨励賞 (東京大学大学院工学系研究科; 2022)
科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞 (文部科学省; 2021)
進歩賞 (日本化学会; 2020)
研究奨励賞 (錯体化学会; 2019)
若い世代の特別講演賞 (日本化学会; 2019)
優秀講演賞(学術) (日本化学会; 2017)
優秀講演賞(産業) (日本化学会; 2016)
Nanospace 2015 Best Poster Award (International Conference on Nanospace Materials, 台湾; 2015)
優秀講演賞(学術) (日本化学会; 2014)
井上研究奨励賞 (井上科学振興財団; 2012)
理化学研究所研究奨励賞 (理化学研究所 基幹研究所; 2011)
東京大学工学系研究科長賞 (東京大学大学院工学系研究科; 2011)
感謝状 (理化学研究所 理事長; 2010)
学生講演賞 (日本化学会; 2010)
JASSO奨学金返還免除(全額) (日本学生支援機構; 2008)
東京農工大学最優秀論文発表賞 (東京農工大学大学院工学府; 2008)
優秀ポスター発表賞 (日本レオロジー学会; 2007)
高木賞 (未踏科学技術協会; 2006)
委員歴等:
2024年 - 現在 : 高分子学会広報委員, 高分子学会
2023年 - 現在:Nanoscale Horizons誌 Advisory Board, Royal Society of Chemistry.
2022年 - 現在 : 高分子学会コンテンツ・HP委員, 高分子学会
2020年 - 2023年:Nanoscale Horizons誌 Community Board, Royal Society of Chemistry.
2019年 - 2021年:高分子学会誌編集委員, 高分子学会
資格:
甲種危険物取扱者
エックス線作業主任者
報道:
産経ニュース、「二酸化炭素を別のものに変える新物質 日中共同で開発」(2019年10月19日)
環境ビジネスオンライン,「京大など、多孔性材料を開発 CO2を資源活用する技術への応用に期待」(2019年10月11日)
日刊工業新聞,「CO2を有機分子に変換 京大が多孔性物質を開発」(2019年10月9日)
日刊ケミカルニュース,「京大など CO2を有機分子に変換、多孔性材料の開発に成功」(2019年10月11日)
京都新聞,「多孔性金属錯体で二酸化炭素吸着の新手法 京大グループが開発」(2019年10月4日)
読売新聞,「温度調節でガス分離・微小な穴 新材料使い 京大チーム」(2019年2月22日 朝刊)
朝日新聞,「温度で開閉「分子の門」ガスを自在に出し入れ」(2019年2月14日朝刊)
日本経済新聞, 「京大、温度に応答して細孔の大きさを変える多孔性配位高分子がガスを分離・貯蔵することを解明」(2019年1月25日)
時事通信ニュース, 「似たガスを効率的に分離=冷却プラント不要に―京大」(2019年1月25日)
日刊工業新聞, 「分子の「扉」でガス制御・京大が多孔性材開発」(2019年1月25日)
京都新聞, 「ガス分離の新手法開発 京大、PCP使い吸着速度差を利用」(2019年1月25日)
産経ニュース, 「「多孔性材料」の極小の穴に開閉機能 京大グループ開発」(2019年1月25日)
EurekAlert! Science News "Materials that open in the heat of the moment" (January 24, 2019)
日本経済新聞, 「京大、多孔性結晶の表面の細やかな変化を原子間力顕微 鏡でリアルタイム観察することに成功」(2018年12月4日)
日刊工業新聞, 「PCP表面を柔軟に変形、外部の特定分子認識で・京大が発見」(2018年12月4日)
EurekAlert! Science News "Capturing the surprising flexibility of crystal surfaces" (December 3, 2018)
読売新聞, 「ガスで立体に・形状記憶結晶」(2018年5月11日)
日刊工業新聞, 「ガス吸着し形状記憶・京大、多孔質結晶を合成」(2018年4月30日)
京都新聞, 「PCP形状記憶・仕組み一端解明 ー 京大教授ら発表」(2018年4月28日)
EurekAlert! Science News "A shape to remember" (April 27, 2018)
化学工業日報,「混ぜるだけで瞬時に合成 星形の分岐ポリマー・京大、内部がナノ空間に」(2016年5月27日).
NPG Asia Materials Featured Highlight, “Molecular Ordering: Stretched into Shape” (February 7, 2011)
Chemical & Engineering News, “Polymer Films Bend In The Spotlight” (November 8, 2010)
東京新聞,「分子を広く並べ光で曲がる素材 ―理研が新方法開発―」(2010年12月6日)
朝日新聞,「理研が光で曲がるフィルム」(2010年11月12日)
毎日新聞,「光で曲がる 新樹脂フィルム開発」(2010年11月5日)
日本経済新聞,「光で曲がるフィルム 太陽電池・人工筋肉に活用」(2010年11月5日)
日経産業新聞,「フィルム 光当てると屈折 太陽電池研究に貢献」(2010年11月5日)
日刊工業新聞,「ポリマーブラシ 1 cm 程度で正しく整列 理研などが手法開発」(2010年11月5日)
化学工業日報,「光で構造変化するポリマーブラシ」(2010年11月5日)
科学新聞,「光をエネルギーに変換 新しい高分子素材開発」(2010年11月12日)
NHKニュース,「光で曲がる新高分子材料開発」(2010年11月5日, 4時36分)
その他:
Japanese Scientists in Science 2019 - サイエンス誌に載った日本人研究者 (2019 Issue, AAAS 日本事務局).
Chem-Station(ケムステ) スポットライトリサーチ, MOF結晶の敏感な応答をリアルタイム観察 (2019年2月13日)
Japanese Scientists in Science 2010 - サイエンス誌に載った日本人研究者 (2011 Issue, AAAS 日本事務局).
雑誌表紙:
連絡先:
細野 暢彦 (准教授)
東京大学大学院工学系研究科応用化学専攻
〒113-8656 東京都文京区本郷7-3-1 工学部3号館7C01室
Phone: 03-5841-0365
E-mail: nhosono@g.ecc.u-tokyo.ac.jp